桐原醸造新聞

桐原醸造新聞 2019年01月号

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明けましておめでとうございます。
昨年も弊社と弊社商品に対するご愛顧ありがとうございました。謹んで新年のごあいさつと御礼を申し上げます。

新年を迎えると一年を振り返ってみるものですが、あなたは、一年が経つのが早く感じましたか?それとも遅く感じましたか?子供の頃は夏休みが長く感じましたが、大人になるに連れ、1~2ヶ月なんてあっという間に感じますよね。実際に時間が早くなっているわけではないのですが、これはどうしてでしょうか?

最も有名なのがジャネの法則です。簡単に言うと、時間の心理的長さは年齢に反比例すると言う説です。5歳にとっての1年は人生の5分の1ですが、50歳にとっての1年は人生の50分の1です。5歳の感じる1年の時間は、50歳には10分の1の時間感覚で過ぎていくということです。そして、人は大人になるに連れ新しい経験が少なくなり、人生に新鮮味がなくなるからという説。人は、未経験のことをやっている時は、それが強く意識に残り時間が長く感じるものですが、慣れてしまえば時間の長さも気にならなくなり、早く感じるようになります。これは初めて訪れる場所へのドライブで、行きよりも帰りが早く感じることでも経験していることでしょう。子供の時は毎日が冒険、新しい発見の連続ですが、大人になると、繰り返し同じことをする機会が増えます。それは必ずしも悪いことではないし、ある程度は仕方のないことなのかもしれません。

毎日を充実させると言う意味では、大人の方が選択肢や可能性は多く、案外、当たり前すぎて見落としてしまっているような充実感が多いというのも、大人ならではです。ジャネの法則は、あくまでも「過ぎた時間は短く感じた」であって、「これから過ごす時間は短く感じる」というわけではありません。よって、次の一年間、積極的に新しい経験を積んでいくことができたら、子供の頃のように充実した一年間を過ごすことができる可能性もあるのです。年始め、そんな目標を立ててみるのはいかがでしょうか?

“It’s never too late to start something new.”
「何か新しいことを始めるのに遅すぎることはありません。」

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