桐原醸造新聞 2018年01月号
あけましておめでとうございます。
旧年中は、弊社の商品をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、桐原醸造は今年も無事に新しい年を迎えることができました。引き続きみなさまに美味しい商品がお届けできるよう、精一杯励んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、新しい年の始まりをいかがお過ごしでしょうか。 ついつい食べ過ぎて胃腸の疲れがちなこの季節ですが、たくさんのご馳走があるのに、他のお料理をするのも少し面倒ですよね。でもちょっと違う味が食べたいな、という時に、お餅だったらたくさんあるし、あっという間にできる!ということで、簡単にできる三種類のお餅を作ってみました。
お雑煮はもう食べたし、お汁粉や揚げ餅、磯辺焼きも美味しいけど、今日は、疲れた胃腸を元気にしてくれる、旬の大根をたくさん使ったレシピです。
今の時期は特に、みずみずしくて美味しい大根が手に入りますよね。 おろして良し、煮て良し、漬けても良しと、大根ほど様々に調理される野菜はあまり多くないのですが、味だけでなく、その効能も素晴らしいです。
カリウム、カルシウム、ビタミン C、葉酸、食物繊維が豊富な大根ですが、でんぷんだけでなく、たんぱく質や脂肪にも作用する消化酵素のジアスターゼがたくさん含まれており、発がん物質の解消をはじめとする解毒作用のほか、辛味成分のアリル化合物が、胃液の分泌を高めて消化を促進してくれます。また、胃酸の中和作用もあり、ビタミン C が肝臓の働きを高めてくれるので、飲み過ぎや胸焼けにも効果があります。大根に含まれる酵素は、すりおろすことによって倍増するので、大根おろしで食べるのがいいですね。ビタミン C は熱に弱いので、その点でも、おろして食べるのが理にかなっています。ビタミン C は皮の方に多く含まれているので、なるべく皮ごと使いましょう。水溶性のカリウムが溶け出した汁も一緒に使うといいですよ。私は、大根おろしからでた水に、ポン酢をちょろっと垂らして飲むのが好きです。
からみ餅 3種 3~4人分
材料
- 餅 人数分 ✕3
- 大根おろし 1カップ~
- カネキ醤油いちおし 大さじ1と1/2
- カネキ田舎みそ 大さじ1/2
- カネキ白だし 小さじ1
- ごま油 小さじ1/2
- すりごま 小さじ1
- ネギ 適宜
- 鰹節 適宜
- 七味 少々
作り方
- 大根をおろし、三等分にする。
- 1(醤油大さじ1、味噌大さじ1/2)2(醤油大さじ1/2、ごま油小さじ1/2、すりごま小さじ1)3(白だし小さじ1)を混ぜておく。
- ネギは小口切りにしておく。
- 餅を焼き、1と2と3をそれぞれにかけ、3にはネギ、鰹節、七味をふる。
*大根の水分量によって、味を調節してください。
*お餅の大きさによってタレの分量が変わってきますが、このレシピは小さめの丸もちを使っています。
*お餅はよく噛んで食べましょう。
結局、タレのせいでついついお餅を食べ過ぎてしまうかもしれませんが、大根パワーで乗り切りましょう。今年がさらに素敵で充実した一年になりますように、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
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