桐原醸造新聞 2017年09月号
いつもご注文ありがとうございます。
雨が全然降らない梅雨が終わったら雨だらけの夏。暑くなったり涼しくなったり、なんだか忙しいお天気ですね。気温の変化に体がついて行かず、なんとなく食欲不振に陥ったりすることもあります。
そこで今日は、疲れていてもなんとなく食べられてしまう、お酢を使ったさっぱりご飯です。
発芽玄米や酵素玄米などが食べられるようになり、玄米は白米よりも栄養豊富なことは、みなさんもうご存知でしょうが、なんとなく食べにくかったり、作るのに手間がかかったり、そもそも味が好きじゃなかったり… 健康志向が増えている昨今、白米をモリモリ食べたらいけない気がするあなた!一人ぼっちじゃないですよ。でも、白米だって何も栄養がないわけじゃないし、手に入りやすいし、炊きやすいし、何しろ美味しいし!たまにはたくさん食べたっていいじゃない!
基本的に、「白米=糖質」なのですが、ご飯の主成分のでんぷん(糖質)は、冷めることで、 難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)に変わる事が、数年前に発表され話題になりましたよね。その難消化性でんぷんに変わった白米は、暖かい白米のようには体に吸収されず、食物繊維のような働きをして糖質や脂肪の吸収を阻害し、腸を整えてくれます。
あんまり食べてはいけないと思っていた白米、冷やせば食べても大丈夫!実は日本のお弁当文化が、知らぬ間に日本人の健康を支えていたのですね。
ということで、今日はちらし寿司です。
ちらし寿司というと、何かおめでたい事があった時や、特別な時に作るイメージがあるかもしれませんが、冷蔵庫の残り物を処分したい時にももってこいのメニューです。なんでもおまかせ酢で作ると、また一味違った味わいに。
ちらし寿司 2〜3人分
材料
- 白米 2合
- 昆布 1枚
- 干し椎茸 1枚
- 人参 1センチ
- たけのこ水煮 適宜
- 油揚げ 半分
- オクラ 1本
- しそ 4枚
- いくら 好きなだけ
- 卵 2個
- 砂糖 大さじ1
- 塩 ひとつまみ
- カネキめんつゆ 大さじ2~(同量の水)
- カネキなんでもおまかせ酢 大さじ2~3
- 塩 ふたつまみ
作り方
- 干し椎茸は戻して千切り、人参、たけのこ、油揚げは適当な大きさに切り、めんつゆと同量の水で茹でておく。
- オクラは塩水でさっとゆで、輪切りに。卵に砂糖と塩を混ぜ、卵焼きを作り、小さいサイコロ状に切る。
- おまかせ酢と塩を混ぜておく。
- ご飯は昆布を入れて固めに炊いたら、切るように酢を混ぜ、煮た野菜も混ぜ冷ましておく。
- 皿に盛り付け、オクラ、卵焼き、いくらを乗せ、千切りにしたしそを乗せて出来上がり。
*酢飯の濃さはお好みで
*お好みで海苔をかけても美味しいです。
夏でも冷房で体が冷えていて、秋になった途端に体調を崩す方もいます。ちらし寿司には暖かいお吸い物を一緒にどうぞ。それでは皆様、(食欲の)秋に向けて準備をしましょうね。
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