桐原醸造新聞 2021年11月号
いつもご注文ありがとうございます。
秋めいた日が増えてきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。
だんだんと日が短くなり、本格的な秋の到来です。
秋といえば食欲の秋。海の幸も山の幸も、美味しくてつい食べすぎてしまう秋。
でも、そもそもどうして「食欲の秋」というようになったのでしょうか?
「スポーツの秋」や「読書の秋」など、食欲の他にも色々なフレーズのつく秋ですが、どうやら、秋に食欲が増すのにはちゃんとした理由があるようです。
皆さんは「セロトニン」という言葉を耳にしたことはありますか?
通称幸せホルモンと言われるもので、私たちに満腹感を与えて食欲を抑える働きがあります。
この成分は日光に当たる時間と比例していて、陽の光を浴びる時間が長いと増え、短いと減るそうです。
つまり秋になると日照時間が短くなるので、セロトニンの分泌量が減り食欲が増すそうです。
そして人は、気温が下がると脂肪を燃焼して体温を保持しようとするので、基礎代謝が上がると多くのエネルギーを消費するため、それを補うために食欲が増すのだそうです。
空腹は、エネルギー補給を訴える体からのシグナル。
夏バテであまり食欲のなかった人は、冬に備えてエネルギーを蓄えておきましょう。
今月のお題は芽キャベツです。
普段日本の食卓に上ることはあまり多くないかもしれませんが、冬が旬の栄養がぎっしり詰まった、見た目もとってもかわいい野菜です。
芽キャベツはキャベツの仲間ですが、キャベツの赤ちゃんではありません。
ケールから分化して、ブロッコリーやカリフラワー、キャベツなどと共に生まれた品種だそうです。
芽キャベツには、キャベツと比べて3倍の食物繊維、4倍のビタミン C、7倍のビタミン B2、そしてなんと17倍のβカロチンが含まれるほか、カルシウムや鉄、葉酸なども豊富です。
スーパーで見かけたけど、どう料理したらいいのかわからない!そんな時は、こんな簡単なポタージュはいかがですか?
ミルクの代わりにナッツで作ると、お腹も満足のお食事ポタージュができます。
芽キャベツのほのかな苦味と甘さに、隠し味の味噌で味に深みを出した、優しい緑色の綺麗なポタージュです。
芽キャベツポタージュ 作りやすい量
材料
- 芽キャベツ 1.5カップ(1カップ + 1/2カップ)
- 玉ねぎ 小1個
- お好きなナッツ(カシューやくるみなど)1/4カップ
- お好きな油(バターやギーなど) 大さじ1
- カネキ田舎味噌 小さじ1
- 塩、胡椒 適宜
作り方
- 玉ねぎをざく切りにし油で透き通るまで炒める。
- 半分に切った芽キャベツを加え、油が回ったらお湯をひたひたになる程度に足し、塩を少々入れて柔らかくなるまで煮る。
- 高速ミキサーがない場合はここでナッツも入れる。
- 残りの材料とともにミキサーに入れ、滑らかにする。
* カシューが一番滑らかになります。
* ナッツによっては(皮の固いアーモンドなど)ザラザラ感が残りやすいです。
* ナッツベースのポタージュやスープは、沸騰させないことが分離させないコツ!
* トロトロ具合は水で調節してください。
急な温度変化も多くなる時期です。
陽の光を浴び、旬のものを食べ、暖かいポタージュで体も心もほっこりしましょ。
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