桐原醸造新聞

桐原醸造新聞 2019年07月号

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いつもご注文ありがとうございます。
早いもので、2019年も、もう上半期が終わりましたね。
いろいろなニュースがありましたが、皆さんの心に残っているものはなんですか?

7月になると、多くの場所では海開きや山開きがあります。梅雨が明けて夏休みに突入し、イベントやお祭りも多いのですが、全国各地で催されるお祭りといえば七夕祭りですね。七夕と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、やはり、カラフルな短冊のたくさん吊るされた笹ではないでしょうか。7月になると、全国各地のあらゆるところで見られます。子供の頃は、みんなで一生懸命お願い事を書いた短冊を飾ったものです。今回は願い事が叶う(?)短冊の書き方や、それぞれの短冊の色の意味を調べてみました。

願いごとが叶うお願いの書き方

  1. 他力本願ではなく、自分でも努力するけど少し助けが欲しいことを書く。
  2. 誰のお願いかわかるように、自分の名前を書く。
  3. 短冊の色をお願い事によって使い分ける。

「五色の短冊〜」という歌があるように、短冊の色にも全て意味があります。中国の陰陽五行説の「木、火、土、金、水」の、5つの要素がこの世の全ての根源として存在する、という考え方にちなんでいます。

  • 木…青(徳を積む、人間性を高める)「資格が取れますように」など
  • 火…赤(ご先祖様への感謝)「家族が元気でいられますように」など
  • 土…黄(友人や知人への信頼)「友達がたくさんできますように」など
  • 金…白(義務や決まりを守る)「毎日学校に行けますように」など
  • 水…黒(学力の向上)「大学に受かりますように」など

*日本では黒は縁起が悪いと言われ、身分の高い人が身に着ける色である紫に変わりました。

また、短冊を吊るす笹竹は、根も強く生命力も高く、成長も早い上に菌も寄せ付けないので、魔除けにも使われていたそうです。中が空洞になっていることから、中には神様が宿っているとも考えられており、神聖なものとして扱われていました。また、竹はまっすぐと天に向かって伸びるので、願い事が空まで届きますように、という願いも込められているそうです。

短冊も、色と意味を理解すると奥深いものに感じてきませんか。
子供の頃のように、久しぶりに短冊に願いを込めてお願い事を書いてみましょう。皆さんが毎日笑顔でいられますように。

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