桐原醸造新聞 2018年02月号
いつもご注文ありがとうございます。
いや~寒いですね!冬なので寒いのは当たり前なのですが、今年は特に冷えます。皆さん、風邪などひいていませんでしょうか?こんな震えるような季節には、やはり温かいものが食べたくなりますよね。鍋物もいいですが、家にある野菜で簡単にできる和風ポタージュはいかがですか?
今月の食材は、小松菜です。
小松菜は冬の野菜というイメージがありますが、寒さにも暑さにも強く、実は一年中収穫できる野菜です。霜が降りると、葉肉が厚くなり柔らかさと甘みが増すため、旬は冬とされています。美味しいですよね、みずみずしい冬の小松菜。
小松菜は、ビタミン類やミネラル成分、食物繊維も多く含まれる、とても栄養豊富な野菜です。
そのカルシウムや鉄分含有量は、ほうれん草の倍以上。カルシウムはイライラやストレスを軽減してくれ、骨粗鬆症の予防にもなり、鉄分は、貧血や不眠、めまい、情緒不安定や疲れやすさを緩和してくれます。植物性鉄分(非ヘム鉄)の吸収を高めるビタミン C も豊富に含んでいるので、単品でも鉄分が吸収できます。カリウムは、カブやレンコンの二倍の含有量で、高血圧やむくみの改善にもなります。(カリウムは熱に弱いので、カリウムを少しでも多く摂りたい場合は、生でスムージーやサラダにすると良いでしょう。)葉酸も多く含んでいるので、妊婦さんにも嬉しい食材ですね。アブラナ科の野菜の成分であるイソチオシアネートには解毒作用があり、βカロチン、ビタミン C、ビタミン E の抗酸化作用との相乗効果で、老化防止や免疫力の向上にも役立ちます。βカロチンはウイルスの侵入を防ぎ、イソチオシアネートが白血球を活性化するので、風邪予防にも効果があるとされています。カロテノイドの一種のネオキサンチンには、なんと抗肥満作用もあるそうです。豊富なビタミン類はお肌にもよく、口内炎やニキビ予防にもなるそうです。
今すぐ小松菜を買いに行かなくっちゃ!
小松菜のポタージュ 2人分
材料
- 小松菜 100g
- 玉ねぎ 50g
- じゃがいも 50g
- ギーまたはバター(お好きな油) 小さじ1~
- カネキ白だし 小さじ2~
- 豆乳(牛乳でもナッツミルクでも) 200cc
- 塩胡椒 適宜
作り方
- 玉ねぎとじゃがいもは半月切りにし、薄くスライスしておく。
- 小松菜は5cm ほどの長さに切っておく。
- ギーまたはバター(お好きな油)で玉ねぎとジャガイモを弱火でよく炒め甘みを出す。
- 少量の水と小松菜を入れたら蓋をし、小松菜に火を通す。
- ミキサーに入れ白だしとミルクを加え、なめらかになるまで混ぜたら鍋に戻し、沸騰する前に火を止め塩胡椒で味を調整して出来上がり。
*濃厚にしたかったらバターを増やしたり、生クリームを加えたりしてください。
*さっぱり系が好きな方はミルクを減らして水多めで。
*油を使いたくない方は、炒める代わりに茹でましょう。
*お好みで、すりごまやオイルをかけても美味しいです。
インフルエンザや胃腸炎が流行っています。暖かい小松菜のポタージュで、芯から温まってウイルス撃退!寒い冬を美味しく乗り切りましょうね。
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